みずうみのほとり10周年!
2025年9月29日をもちましてみずうみのほとりは10周年となりました。
「みずうみのほとり」と名付けて作家活動を始めた時はまさか10年後も続けられているとは想像もしていませんでした。
作家活動を始めるきっかけについては3年前に書き記していますのでよろしければこちらもどうぞ↓
改めて、応援してくださるみなさまへ
10年、というと長いようであっという間なようでもありとても不思議な気がします。
けれど確実に言えることが一つあります。
それはお客様の存在なしにはここまでたどり着けなかったということです。
はじめてCreemaで作品を買ってくれた方、はじめて出展したイベントで最初の1個を買ってくれた方、はじめてビーズ刺繍作品をオーダーしてくれた方、はじめてお人形をオーダーしてくれた方…。
たくさんのたいせつな「はじめて」のお客様がいらっしゃいます。
また、出展をする中でいただけるお客様からの生の反応は私の宝物となっています。
制作中は一人で黙々と作っているため、それを見て「かわいい~」「すてき」「すごい!」と言っていただけるのって、ものすごくありがたくうれしいことなのです。
いただいたお言葉や試着してみての笑顔を思い出しては日々の制作の励みとしてきました。
そしてリピーターさんの存在も大きな支えとなっています。
以前ご購入いただいた方とまた再会できたり、作品を実際につけて見せに来てくださったり、使ってみてや贈り物にしてみての感想を教えていただいたり…。
この10年で大切だと思えるリピーターさんがじわじわとそれでも確実に増えてきてありがたい限りです。
SNSの反応も日々の制作の励みになっています!
つくったものを「みてみて~」ってしたい時ってあるじゃないですか。
そんなときSNSはダイレクトにすぐ反応をいただけるのがうれしくて、こちらも日々の活動の支えとなっています。
最近は「インスタ見てます」とか「この作品Xで見かけました」とかお声がけいただくこともだいぶ増え、夢だった「大型イベントであさイチに私のブースをめがけてきてくださるお客様」とも出会えるようになって、長年こつこつと投稿してきて本当に良かったなぁと感じています。
これからもみなさまに日々のモチベをいただきながら励んでいけたらと思います。
また、この10年間で出会った作家のみなさまにもとっても感謝しています。
私はもともと人見知りなので自分から話しかけるのに苦手意識があるのですが。
そんな私に優しく話しかけてくださり、困ったときは相談に乗って下さったり、他愛のない話で盛り上がったりと、気さくに接してくださる作家さんたちがたくさんいらっしゃいます。
そんな素敵なみなさまとご一緒することで私もだんだん人づきあいというものに慣れてきたのか、今では10年前の自分からは想像できないくらい(私比で)社交的になれました。
イベントや百貨店で再会した時に「わ~お久しぶりです!」って駆け寄れる方々が増えたのが私の中でとっても大きな変化でもあります。
いつもみずうみのほとりに優しくしてくださるみなさま、本当にありがとうございます!
私の身近な人々にも感謝の気持ちでいっぱいです。
まずは支えてくれる家族。
姉や母は私の作品をけっこう身につけてくれていて、しかもそれが義理ではなく本当に好きだと言ってくれているのがめちゃくちゃうれしいです。
2人ともお洒落なのでコーディネートの中にうまく作品を組み込むのが上手で、制作者としては見るたびに嬉しい気持ちになります。
また、友人たちもみな私の活動を応援してくれていてありがたい限りです。
出店中に会いに来てくれたり、作品を購入してくれたり、落ち込んだ時は話を聞いてくれたり。
そのすべてが本当にあたたかく、素敵な友人に巡り合えたことを幸せに思います。
そして祖父母や叔父や叔母、いとこたちからもたくさんの応援を受け取っています。
いつも気にかけてくれて、出店中に様子を見に来てくれたり、SNSで反応をくれたり、支えてもらえて本当にうれしいですね。
この10年、みずうみのほとりに関わってくれたすべてのみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです!
みなさま本当にありがとうございます。
この10年で感じたこと
この10年でさまざまなことを経験してきました。
「自分が自分の作品の一番のファンでありたい」、そう思いながら活動を続けてきましたが、様々な場所に出ていく中でその思いが揺らぐことも何度もありました。
人と比べないのってほんと難しい、今でもそう感じ続ける日々です。
それでも自分の中で揺らがない思いがあります。
私の頭の中にある「こんなの作りたいな」を形にできるのは私だけです。
これからも自分のかわいいと思うものを信じて、そしてそれを同じようにかわいいと思ってくださる方に出会えることを信じて、頭の中の世界を形にし続けていけたらなぁと思います。
そして、この10年で叶った夢もたくさんありました。
その中でも一番の大きな夢が百貨店への出店でした。
昔はふんわりと「いつかでてみたいなぁ」と思っていたのですが、いったいどういう経路から出られるようになるかを全く知らず。
現在出られるようになったのはありがたいご縁がつながった結果でもあります。
「人とのつながりのありがたみ」というものもこの10年で何度も何度も感じてきました。
カルチャーセンターでビーズ刺繍講座をさせていただいたり、うめだ阪急に出店できるようになったり、直近ではタカシマヤのゲートタワーモールに出店できたり…。
そのすべてが、自分から売り込んでいったわけではなく、ありがたくも素敵な方と巡り合いお声がけをして導いていただいてたどり着いたものでした。
中にはお声がけをいただいたのに自分の余裕がなくつかみ損ねてしまった好機も山ほどあります。
「自分って思っていた以上にとっても不器用だったんだなぁ」「またチャンスを逃しちゃったなぁ」そう思った回数は数え切れません。
それでも今はつかみ取ることのできたチャンスをしっかり大切にしていけたらなぁと思います。
そしてもう叶うことのない夢もあります。
それは父に百貨店に立っている姿を見てもらうという夢です。
百貨店に出始めたころすでに父の病気は進行しており、結局直接見てもらうことはかなわないまま2年前に父は旅立ちました。
私の父は「決めた道を堅実に歩いてきた人」で私自身は「好きなことをとことん突き詰めたい人」です。
父は私のハンドメイドを仕事としては認めておらず、何度も何度も衝突してきました。
私にとって父に「ハンドメイド業=仕事」だと思ってもらえるわかりやすい成果、それが「百貨店に立っている姿を見てもらうこと」だったのです。
父の死後、見返したかったな、間に合わなかったな、という思いにとらわれてしばらくはしんどい時期がありましたが、だいぶそこにとらわれず前を向けるようになってきました。
それはきっと自分自身が「ハンドメイド業=仕事」と認められるようになったからです。
父に認めてもらいたいというのは自分が自分を認められていない裏返しだったのです。
母や姉は「お父さん当たりは強かったけどちゃんとあなたのこと応援していたよ」と言ってくれています。
父の想いに気づくのが遅れてしまったけど、きっとどこかで見守ってくれていると信じて、これからも自分らしく進んでいきたいものです。
みずうみのほとりのこれから
私にはこれから叶えたい夢があります。
「これからも20年30年と制作を続けていきたい」という夢と、「日常の中で私の作品を身につけている人とすれ違いたい」という夢です。
前者は自分のがんばり次第でどうにでもなりそうですが後者は運によるところも大きいのかなぁと思います。
それでももし叶ったらとっても素敵じゃないですか?
あとはもう少し具体的なところで行くと、いつか個展やってみたいです!
なんか素敵なギャラリーとか素敵なカフェとか、空間自体が素敵なところに作品を置いてそれを見ていただけるような機会をつくれたらなぁとふんわり考える日々です。
夢のまた夢、とは思わず、いつか叶えられると信じてちょこっとずつ準備を重ねていきたいものです。
10周年というのはそこにつながる一つの通過点で、けれどここまで積み重ねてきた大切な節目でもあります。
まずはここまで頑張ってきた自分をいたわって、いちばんそばで支えてくれた家族に感謝して、そしてお客様やフォロワーさんや作家の皆様とのご縁を大切に、これからも突き進んでいきたいなぁと思います。
みなさま今後もどうぞよろしくお願いします!
0コメント